Keukenhof and Flowerfieldsを見ずしてオランダを語るべからず！約50日の期間限定公開のためだけに32万㎡の敷地に700万株のチューリップが植えられ１年掛かりで整備される春の祭典は狂気の沙汰…ではなくキューケンホフ公園。路線バスを乗り継いで行けないこ…

アムステルダムでは周遊券Holland Passをゲットしてダム広場エリアに泊まっていれば便利快適…中でも歴史を感じるクラシックなホテルDie Port van Cleveは、清潔なベッドルームにも居心地の良いバーにも可愛い子供たちがモチーフのデルフトブルーの陶板画が随…

アムステルダムの文化施設は旧市街を囲む運河の外側にあるフォンデル公園Vondelpark周辺にまとまっているのでお散歩気分で回遊できる。ゴッホ美術館Van Gogh Museumではヒマワリ、風景、自画像など自由に撮影しながら鑑賞しつつ画家の生涯を通じての葛藤に涙…

アムステルダムでは市電通りの植え込みにもドッサリの花…国立美術館Rijcsmuseumのカフェの大きなディスプレイ花瓶にも投げ込まれた花花…もちろん有名なシンゲルSingelの花市場は運河に沿って行けども行けども花花花…ニシンやタラ、牛肉、惣菜の店が連なるア…

アムステルダムは運河の街。だから街を理解するには、ヨーロッパ複数国を回る時に一番便利なKLM航空の拠点スキポール空港から15分で着ける歴史的荘厳建築である中央駅の正面から運河クルーズに乗ればよい。王宮、ダム広場を中心に17世紀にアジア貿易で莫大な…

ブリュッセルから1時間、駅前から始まる遊歩道を進むと、緑溢れる木立、静かな水面、愛の泉、日光浴する優雅な白鳥たち、中世の面影を残す石畳の小路、修道院の中庭を彩る水仙の花、レンガ造りの街角にはジュエリーショップと小さなレース編みの店…水の都ブ…

ブリュッセルから約40分、鉄道の大聖堂と言われるネオバロック建築のアントワープ中央駅のスケールと荘厳さに感嘆！広場に出ると今度はアメ横さながらに密集して軒を連ねるダイヤモンド店に唖然！ここに世界のダイヤの85％が集まるのは15世紀に研磨職人ベル…

チューリップといえばオランダのキューケンホフ公園が世界的に有名だが3月下旬から5月中旬の公開期間中は連日ツアーバスで大渋滞となるので、同様に期間限定で4月頃ブリュッセルから在来線で約20分の古城グロートベイハールデンで開催される花祭りFloralia B…

歴史探訪、美術館、レストラン、ショッピングなど効率よくブリュセル観光するには旧市街中心部のホテルが便利なことは言うまでもないが、まさかのド真ん中の世界一美しいといわれる大広場グランプラスGland Placeに面した保存建築に意外なリーズナブルプライ…

バレンタインデーのチョコは広告に乗せられやすい日本人だけの風習だが、お蔭で何時の間にかLeonidas, Neuhaus, Godiva, Wittamer , Pierre Marcoliniなどベルギー王室御用達ブランドがグッと身近になった。チョコがダイヤと並ぶベルギーの特産になったのは…

時間も行き先も気にしないブラブラ歩きは旅の最高の醍醐味だがブリュッセルではハシゴビールにハシゴワッフルさらにハシゴチョコになってしまいパンパンに腹フクルル技となるので、移動中は随所の壁一面に大きく描かれたタンタンなどヨーロッパのアニメキャ…

ブリュッセル一番の有名人は何と言っても小便小僧 Manneken Pisジュリアン君…このスタイルで敵が仕掛けた爆薬の導火線を消し止めた？という小さな伝説的英雄には世界のファンから衣装が届き王の家には展示室まである。世界のガッカリ名所と言われるほど本物…

ベルギー・ネーデルランド(オランダ)・ルクセンブルクの関税同盟の呼称であるベネルクス３国の中心であったブリュッセルは、現在もEU本部が置かれ英・仏・独は日常語、ロシア系や北欧人の在住も多い。大きさ九州ほどのベルギーはチコリ、ビール、小便小僧、…

フランスの最も美しい村のひとつに認定されている自然公園の中の鷲の巣村ゴルド。城を中心に城壁と周囲の住居が大きなヤマを形成して平原の中に聳え立つ姿は今にも飛び立たんとするラピュタを思わせる。1940年にパリを占領したナチスの迫害を逃れるためユダ…

橋の上で踊ろうよ踊ろうよ♪橋の上で輪になって踊ろう♪と世界の人が大勢で踊り過ぎたせいか有名なアヴィニョンのサンベネゼ橋は向こう側半分が欠落しているので、先端まで行ったら音声ガイドの演奏に合わせて輪を描いて引き返すしかない。14世紀にローマ教皇…

カルメンで有名なビゼーBizetはパリ生まれだが代表作は組曲アルルの女…美しい旋律のメヌエットもいいがファランドールの軽快なダンスリズムに乗ってウキウキ街を歩くのが南仏流。輝く太陽、迫力ある跳ね橋、見渡すかぎりのヒマワリ…随所で目にするゴッホVan …

ミモザ、アーモンド、プラタナス…このヒントでエクスアンプロヴァンスと答える人は南仏通！この街の通称エクスはラテン語のアクアエ（水）が転訛したとも言われローマ遺跡を含め100もの噴水が点在し大通りのビルに残る巨大な神殿風彫刻にもビックリする。画…

人は翼をもつ鳥に憧れる。だから鳥に因んだ地名は多い。奥多摩ウォーキングは鳩ノ巣渓谷。三陸岩手で有名なのは鵜の巣断崖。埼玉には鴻巣。ハイボールはトリス。磐梯朝日の秘湯は鷹の巣温泉。そして地中海のEagle’s Nestと言えばリビエラ半島を一望する断崖…

モナコ公国はディズニーリゾート並みの国土2㎢全てが公妃グレースケリーゆかりのスポットで構成されている。不幸な事故は追憶の彼方となり行く先々に永遠の憧れへのオマージュが溢れている。純白の軍服が凛々しい大公宮殿の衛兵交代式は至近撮影OKで見ごたえ…

憧れのコートダジュールCôte d'Azurの中でも「リヴィエラの女王」と称されるニースNiceはさすがにナイスNiceなリゾートだ！紺碧の海にブルーのパラソル、プライベートビーチにはトップレス美女も…ただし弓なりの浜は美しいが白砂青松でなく小石だらけなので…

地中海の港町マルセイユでは気軽に歩く日本女性を警官が呼び止めて「ネックレス・ノー」とヒッタクリに注意する。こんな物騒な街だからアレクサンドロ・デュマの名作「モンテクリスト伯」は生まれたのかも知れない。熟年世代には懐かしの「巌窟王」は今やア…

20世紀初頭のフィロキセラによるブドウ収穫量の激減と交通網発達によってシャンパーニュのまがい物が横行した時に、伝統製法と品質を守ることでブランドを維持しようと小規模農家が立ち上がり1921年に結成したCOGEVIコジェヴィと呼ばれる生産者協同組合が、2…

さすがに「シャンペン」と言う表記は減ったものの日本では相変わらず「泡ワイン」なら何でも「シャンパン」と呼ぶ人が多いが、パリ東駅からTGVで約45分のランスを中心とするChampagne地方で独自の瓶内二次発酵製法を経て15か月以上熟成されたアルコール度数1…

ワイン好きなら一度は行ってみたいブルゴーニュ地方、コート・ﾄﾞｩ・ニュイとコート・ﾄﾞｩ・ボーヌ！収穫されるブドウの品質によって厳格に格付けされたクリマと呼ばれる1200以上の区画畑が延々と織りなすモザイク模様を見ていると、フランス人にとってのワイ…

パリのリヨン駅からTGVで1時間40分。14-15世紀に隆盛を誇ったブルゴーニュ公国の都であり、最高のワインを産み出すブルゴーニュ黄金の丘コートドールへの玄関口であるディジョンは歴史と美食の街。フィリップ善良公の塔に上り特徴あるモザイク屋根の街並みを…

カンカルの名物と言えばカキ！サンマロ湾のリアス式エメラルド海岸La Côte d’Emeraudeで採れる新鮮な海の幸を求めて毎年シーズンになると多くの食通がこの小さな港町を訪れる。とりわけ「スパイスの魔術師」と呼ばれていた伝説の三ツ星シェフOlivier Roellin…

ブルターニュ人は誇りが高い。かつてイングランドから渡ってきたケルト系を祖先に持ち元来ブルトン語を話し15世紀までは独立公国だった。中心地サンマロは18世紀まで公的海賊コルセールを擁しフランス最大の港町として繁栄した城壁と荒波の街、連絡船で渡る…

日本で最も知られたフランスの世界遺産モンサンミッシェル（聖ミカエルの山）は地理的にはブルターニュだが行政上はノルマンディーのため1000年以上の間ブルトン（ブルターニュの住民）とノルマン（ノルマンディーの住民）の帰属論争が続いているそうだが、…

印象派が大好きな日本人なら誰もが一度は目にしたことがあるモネClaud Monetの睡蓮。パリのオランジェリー、マルモッタン、オルセー美術館など行かなくても、上野の西洋美術館や箱根ポーラ美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館などでも見ることができるが、…

街歩きの楽しみはマルシェと雑踏だ。シテ島中央の花市場はいつ行っても色とりどりの百花繚乱で、フランス人の暮らしの花が欠かせないのがよく分かる。生鮮食料品は食材探しのシェフも現れるラスパイユMarché Raspailのオーガニックに拘った日曜日のBioマルシ…