ランス Reims
さすがに「シャンペン」と言う表記は減ったものの日本では相変わらず「泡ワイン」なら何でも「シャンパン」と呼ぶ人が多いが、パリ東駅からTGVで約45分のランスを中心とするChampagne地方で独自の瓶内二次発酵製法を経て15か月以上熟成されたアルコール度数11%以上のスパークリングワインだけが「シャンパーニュ」である。約15,000軒の栽培醸造家vigneronsの畑には主に「シャルドネ」「ピノノワール」「ムニエ」の3品種が植えられている。お馴染みのヴーヴクリコを始め、1729年に世界初のシャンパーニュ・メゾンを創業したルイナール、パッケージもかっこいいテタジェ、王道のポメリーなどを訪問すれば、街中の地下が延々と続く石灰岩の迷路トンネルになっているのにビックリ仰天。もちろん国王戴冠式の伝統とジャンヌダルクで有名なランスノートルダム大聖堂のシャガール作のステンドグラスは必見だし、最高のホテル&レストランLes CrayéresでPhilippe Milleシェフの料理と優雅なセレブ気分を堪能しなければ、ここまで来た意味がない。