タイ プーケット Phuket
タイで気軽に遊べるリゾートの定番はプーケット。未経験でもカナヅチでもCORAL ISLANDに行けば、ヘルパー付パラセーリングで大海原の空中散歩を楽しめる。ビーチで日焼けするビキニ美女を眺め、癒しの森のカナシィアスパCannaceae Spaで体をほぐし、さあ夕方からは元気もりもりタイ料理…目指すはKaronカロンビーチの緑に囲まれた岩山の名店、その名もOn the Rockオンザロック。サービススタッフは素朴でかわいいしシーフードのサラダもよし、グリーンカレーも綺麗な盛り付けでポメロ(ザボン)に盛られたチャーハンは芸術品…辛いだけがタイ料理じゃない!と納得できる。ライブ演奏付きレストランTwo Chefsの向かいにある洋品店New Star Fashionで上質のタイコットン生地を選んで2色コンビなどユニークなオリジナルデザインのシャツを安くて早くて上手い仕立てでオーダーメイドするのも、中華西洋折衷の歴史邸宅Chin Pracha Houseで華僑気分のコスプレ撮影するのも、よい記念になるオススメ体験だ。
ベトナム ハノイ Hanoi
ベトナム通貨は1万ドンが50円くらいなので両替するとポケットがパンパンになってしまうが、その紙幣の顔は全て建国の父ホーチミン。ベトナム統一を確信しつつ1969年に急逝した「ホーおじさん」が、民衆に愛されたお姿のままガラスケースに冷凍安置されている記念廟は必見。スマホなど全ての手荷物を預け、心の中で合掌しながら静かに立ち止まらず通過するが、並ばずに入れるガイド付ツアーが無難。ショップに並ぶ戦時ポスターで歴史を辿るのも一興。三輪の人力車シクロ(フランス語cyclo)に乗れば、自転車いっぱいの花売りや天秤棒を担いだ野菜売りを何気なく撮影できるが、空気が悪いのでマスクは必携。人気のハロン湾はハノイから専用車で2時間以上掛るので日帰りよりは一泊して新鮮なエビや貝を堪能しないと勿体ない。湾の守護神の龍(ロン)に因んで辰年の新年を迎えるカウントダウンクルーズの船上デッキでサプライズプロポーズすれば幸せな結婚間違いなしと言う新しい伝説も生まれたそうだ。お土産には帰国後着る機会のないアオザイよりアート感覚溢れる漆絵がオススメ。
ベトナム ホーチミン Ho Chi Min
ミュージカル「ミスサイゴン」最大の見せ場であるヘリコプター脱出シーンのとおり1975年に南ベトナムの首都サイゴンは陥落し、北ベトナム建国の父でありフランス・アメリカとの戦いを勝利に導いた英雄の名を冠してホーチミン市と呼ばれることになった。戦車や地下トンネルなどの戦跡の傍らで街は日々高度成長…急速に増殖中のセレブマダム御用達のDong Phoはさすがの美食処。どうしてホーチミンでフエ料理?なんてことは気にしないで、数々の逸品が食べやすくお洒落に盛り付けられた前菜からデザートまでをゆっくり楽しもう。街中のお手軽エステSenso Spaで顔と体をシェイプアップし、コミカルで素朴な水中人形劇を見れば心も癒される。定番ツアーの「メコン河クルーズ」もバカにしないで一度は行ってみよう。新鮮そのもののトロピカルフルーツとスラリとしたアオザイ美女が笑顔で迎えてくれる。ただしお腹の心配な人はココナツジュースの飲み過ぎと河の水しぶきにも気を付けた方がよい。
ベトナム ニャチャン Nya Trang
ホーチミン市から飛行機で1時間、ベトナム南部のリゾート、白砂のビーチとシーフードの街ニャチャンに泊まるならホテルIntercontinental Nya Trangに限る。なぜなら建物内に素材の良さと確かな調理で評判のレストランCosta Seafoodがあり、清潔な部屋は快適そのものでリフレッシュするには申し分ない。マリンスポーツに縁がなくても、海岸に点在するストレッチマシンと散歩で軽く運動したら、ちょっと足を延ばして海上ゴンドラでVinpearl Landまで浮遊して童心に帰るもよし、卵に拘ったオブジェが満載のユニークなテーマパーク100 EGG で名物の卵型の泥風呂とハーブ風呂で全身スベスベになる体験もよし、シヴァ神を祭る8-9世紀のチャンバ遺跡で素朴な民族舞踊を見るもよし。定番の生春巻きやフォーはどこでも美味しいが、ナイトマーケット探訪を兼ねて中心街まで歩けば、何時でも賑わうGalangalかCHOPSTICKSで豊富な野菜と魚介メニューをアレコレ気軽に楽しむことができる。
アテネ Athens
3500年の歴史…古代ギリシャ文明の中心…繁栄したポリス都市国家…デモクラシー民主政の起源…ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか?…アクロポリスの丘…パルテノン神殿…近代オリンピック発祥の地。アテネは何処を歩いても街中が遺跡だから見どころが多過ぎて足腰も眼も頭もクタクタになるが、幸いなことに気軽に摘める美味しい焼きイカと仔羊のカバブならこれまた何処でも食べられるので、ギリシャワインを片手に元気回復できる。インディージョーンズのテーマを思い浮かべながら国立考古学博物館で暫し宝探しの模擬体験…有名な黄金のマスクやブロンズ像、美術壺もさることながら、生身よりもセクシーなイケメンマッチョのプリプリオシリは感動的、さらに前面に回れば品格整った男性シンボルも拝謁できる。本物の美形に触れた後は本物の美食を求めて、伝統を守りながら斬新さを加味した老舗レストラン17(Decaeptaデカエプタ)まで歩こう。丸いピーマンの詰め物にも何となく彫刻肉体美の余韻を感じてしまうところがアテネ的で嬉しい。
サントリーニ島 Santolini 夕陽&美食
世界一の夕陽!とか、愛の成就する夕陽!といわれる絶景スポットは世界いたるところにあるが、群を抜いて人気ナンバーワンはサントリーニ北端イアOiaの古城要塞と風車の街並みから見るエーゲ海に沈む夕陽で間違いない。言い伝えを信じてこの瞬間にプロポーズしたカップルは抱き合ったまま朝を迎えそうな気配だ。その昔、ジュディオングのガッチャマンを凌ぐ羽根衣装とハミングに魅せられてしまったオバサンも、高橋真梨子のハスキーな吐息を思い浮かべ頬を桃色に染めたオジサンも、この夕陽の前ではカラオケを忘れて暫し唖然とするしかないが、ポカンと口をあけて眺めていると喉がカラカラになるので急いで海の色に染まるギリシャのワインを飲みに行こう!どこも郷土色満点だが、見晴らしのいい席で自慢の魚介グリルを楽しめるSkalaと、落ち着いた雰囲気でワインのラインナップも充実しているレストランバー1800なら上機嫌で帰路に着くことができる。酔った勢いで色っぽいディスプレーのジュエリーショップでプレゼントを買うのも悪くない。
サントリーニ島 Santolini ロバ&美食
アテネからサントリーニ島までは50分のフライトが便利だが時間に余裕のある人はミコノス島経由の船旅も楽しいだろう。島の玄関港Old Portから遥か断崖絶壁の上にある賑わいの街フィラFiraへのアプローチは半端ではなく、ゴンドラも利用できるが旅情を感じる名物のロバに跨って揺られて登るのも悪くない…ただし怖がってしがみついているとオシリの皮を擦りむく悲劇に遭遇する。さて眼下のエーゲ海の絶景に相応しい絶品の海鮮リゾットを味わいたいと思ったらFiraの隣町フィロステファニーFirostefaniの眺望レストランLa Maisonラメゾンまで歩こう。かつてギリシャ文明は燃料のために樹木を伐採し過ぎて衰退したとも言われるほど島の緑は少ないが、それでも白壁を引き立てるブーゲンビリアはどこにいても目にすることができ、ロマンティックな教会では毎日のように永遠の愛を誓う口づけが交わされている。ハネムーンカップル同士が狭い路地ですれ違うことも多いが、決してお互いを見比べたり品定めしないことが平和を維持する秘訣だと思う。