オランダ ザーンセスカンス Zaanse Schans
オランダと言えば風車…だが街中ではなかなかお目に掛かれない。国土の25%が海抜より低いため干拓用の水汲み役として普及した風車は、製粉のほか製材、製紙、製油、染料製造などの動力としても多岐に活躍した。かつて1000基以上が羽根を回したオランダ初の工業地帯ザーンセスカンスでは、美しい姿をとどめる風車12基の一部は内部見学もでき木靴工場や古き良き田園ライフも楽しめる。のんびりと日光浴を楽しむカルガモの親子を眺めながら…この海の遥か沖合に超大型洋上風力発電用風車150基が林立しオランダ北部150万人分の電力を供給しているが地球温暖化の危機に瀕している今も昔も人の暮らしは風頼み…なんてことを考えると原発に固執し途方もない被害とムダ金を垂れ流す日本に帰るのが嫌になる。一杯飲みたい気分でもテーマパークの観光食堂はパスしてアムステルダム中央駅まで40分のバスで戻ってからNieuemarkt広場の活気溢れるPizzeria Taviolaの風車が挽いた石臼小麦粉に負けず劣らぬ絶品ピザに辿り着くまで我慢しよう!