オランダ デルフト Delft
デルフトブルーの街に到着するとフェルメールの街にようこそ!と駅看板の前で陶器柄風コスチュームの案内人が出迎えてくれる。王室御用達工房Royal Delftの繊細な絵付けなどの工程を間近で見れば熟練の職人技が作り出すデルフト焼のプライスの高さに納得。中庭に面した落ち着いたcaféでは美しい食器に盛り付けられたオランダ自慢の風味豊かなサンドウィッチを楽しむことができる。傑作「デルフトの眺望」で街の名を世界に知らしめた光の巨匠Johannes Vermeerが生業として理事を務めたギルドの建物に開設された旧市街広場のフェルメールセンターでブルーを巡るアナザーストーリーを追体験できる。17世紀に40年あまりの生涯をこの街で過ごし窓から見える景色と身の回りの人々を描いた現存する37の作品はアムステルダムとデンハーグさらに国外に収蔵されているため、展示は実物大の複製画と再現されたアトリエだが、ラピスラズリーが生み出すフェルメールブルーやカメラオブスクラ(針穴写真機)を駆使した陰影表現など興味は尽きない